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日本動機づけ面接協会 第11回大会を終えて

  • keikokawamu
  • 2023年3月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年4月19日

3月11〜12日 日本動機づけ面接協会の第11回大会が無事に開催され盛況なうちに終了しました!

ここ、二週間ほど、大きな緊張から解放されほっとひと息ついておりましたので、

ブログにご報告するのが遅れてしまいました。


私は、僭越ながら、11日午後からの一般演題の座長を仰せつかり、とても緊張いたしましたが、

MIが様々な分野で、活用され応用されて、各分野の方々が効果を実感されているご報告やご研究発表を真近で拝聴できたことは、大変良い機会になりました。



私の担当11日の 一般演題は

①  トラウマのある方への援助における方向性

〜MIはいかにTIC(トラウマインフォームド・ケア)と

PTG(心的外傷後成長)の促進に寄与するのか〜

  野村総合研究所産業医、精神科医  桜井昭彦先生

  カトリック麹町・聖イグナチオ協会 精神保健福祉士 MINT理事 青木芳樹先生


② COVID−19 流行下の中期的な小児肥満治療成績の振り返り

この予期せぬ事態にMIを学ものができる支援とは?

  和泉市立総合医療センター 小児科医 坂東賢二先生


③ 福祉領域のMI学習会の実践報告

東北会病院 齋藤健輔先生

NPO法人佐々島サポートセンター 小木曽学先生


精神科医療、小児肥満外来、社会福祉分野のそれぞれ分野でMIが用いられ、それぞれの有効性のご報告がなされたことは、MIを実践し、広めている私たちにとっては、大変嬉しいご報告であり、活発な質疑応答が交わされ、有意義な時間を持てました。



そして、11日、12日の午前中に David B .Rosengren Ph.D、の講義が

2日間にわたって開催されました。

まるで、実際に先生とお会いしているような距離感で、些細な質問にも応じてくださり、私にとって宝物のような貴重な時間となりました。

 講義の内容は、MIの基礎知識の確認と、

自分の強みに着目し、MI面談を実際行う時でも、セミナーで講演する時でも、

患者さんや、参加者の強みを引き出し、自信度を上げ、チェンジトークを引き出すことが、

まさに、MIの大切な概念の一つである「井戸の水を汲み上げる」ことであるのだなと

改めて実感しました。


またグループセッションで参加者の考えを聞くことで、自分の考えや経験に違った視点を与えてもらえ、さらに自分の視野が広がっていく経験もできました。


もう一つ、ローゼングレン先生のセミナーで、各エクササイズで、まず、自分の考えを書いて確認することの重要性を再確認しました。

漠然と浮かんできた考えを言葉にするのではなく、一旦文字化することで、自分の考えを整理することができました。


最後に、私から、

「先生ご自身の強みは何ですか? それをどうセミナーに活かされていますか?」

と、ローゼングレン先生への質問をしましたら、

「大変良い質問です!私の強みは…

私は、間違っても良いから、いつも何か新しいことにチャレンジしています。

30年MIトレーナーとして歩んできましたが、今になっても、やっていないことをやってみてあえて間違ってみて、

そこから、また新しい気づきや改善することを心がけています。

そうしたことも私の強みの一つであります」




また、薬物依存、アルコール依存の患者に対して、普通なら「アルコールの取り方について話してくれますか?とか薬を止めることはできましたか?」と聞くことが多いですが、

私は、まず最初に

「今週何か楽しいことは、ありましたか?」というような前向きになれるOpen Questionから始めて

 場を和ませるように意識しています。


常に、失敗を恐れず新しい挑戦を試みられている ローゼングレン先生のお言葉通り、

今後、私がセミナーを開催する上において、私も、その場を和ませ、新しいことにどんどんとチャレンジしていきたいと思いました。


2023年3月26日

 
 
 

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