動機づけ面接の創始者 William, R. Miller Ph.D 先生のご来日
- keikokawamu
- 5月22日
- 読了時間: 3分
随分、ご報告が遅れてしまいましたが、
3月29日〜30日、神戸(ANAクラウンプラザ神戸)で開催の
動機づけ面接学会第13回年次大会&ワークショップ
William, R. Miller Ph.D 来日講演全てが、無事終了いたしました!
今回の大会長、村井佳比子先生、とても素晴らしい大会となりましたこと、心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
また神戸学院大学のスタッフの皆様にも心より御礼申し上げます。
私、大会に向けて、色々な事前の準備とか、先生の来日時のご接待とかで、
しばらく燃え尽きておりました。(汗)
それで、なかなかブログでご報告できないでいました。
Miller先生のご講演では
① これまでの動機づけ面接のあゆみと
② MIの世界的バイブルとなっているMIの改訂版
第1版〜第4版までの変遷の経緯とどのように進化してきたか。
(MIが特に時代と共に、エビデンスに従って常にフレキシブルに改定され、
進化、改良されていくところが、従来の心理療法とは違うところで)
③ 将来どのように発展していくべきなのか
というお話を、Miller先生の学者としての歩みと共にお話しされました。
ワークショップでは
実践のためのMI-4トレーニング・トピックスとして
MIの構成スキルの意図的な練習
OARSの方向性のある戦略的活用
MIに沿った方法での情報やアドバイスの提供
エンパワーメント;単純な是認と複雑な是認
クライアントの強み、美徳、価値観の探索
インタビュアーの誠実さと自己開示
中立性と方向性のバランス調整
といった、それぞれの項目の斬新なエクササイズを楽しむことができました。
今回のMiller先生の講義で、私が一番印象に残ったところが、
特に近年、MIを使う上でGenuineness/Congruence の重要性を強調されていることです。
辞書的に訳すとGenuinenessは誠実さとなっているのですが、
単に誠実であるというだけでなく、Genuinenessには一貫性および真実性の意味合いが濃く示されています。
MIを学んで、医療現場や対人関係で面談の手法としてMIを使う場合、
小手先の誠実さだけではなく、真からの思いやりや一貫性が大事だということです。
それは、特に、わがままに育った(元々の気質?かもしれませんが)私には難しいことで、
今回Miller先生が来日された機会に、Genuinenessであることの難しさ
を質問させていただいた時、
先生は、笑顔で、「私も永年経験を積むことで、Genuinenessであることを身につけました」
とお話しされ、Miller先生でもご自身のご経験によって研鑽された結果なのだなと知り、
私にとって感慨ひとしおでした。
さて、このように、今回のMiller先生のご来日に際し、講義だけではなく、
私共も微力ではありますが、Milller先生ご夫妻の晩餐会とか

MINTメンバーの 島田先生、柚山先生、智行先生達と、Miller先生ご夫妻を囲んで、
ANAクラウンプラザ神戸にて、神戸ビーフの鉄板焼きを楽しみました。

奈良観光等担当させて頂き、ご夫妻と密に色々お話できました事、本当に有意義な時間が持てました。
(このために SpeakアプリでAIと毎日特訓した成果が出たかなぁと思いました。)

また、奈良の東大寺拝観に関しましては、
青木治先生のご配慮で
東大寺ご僧侶によるご案内もして頂けて、
Miller先生ご夫妻もたいそうお喜びでした。

奈良観光した日は、思いのほか寒い一日でしたが、
お天気は良く、浮見堂でも桜も楽しむことができました。
仲睦まじいMiller先生ご夫妻から、私どもの結婚40周年もご一緒にお祝いして頂けて、本当に光栄で、これからの後半人生をご夫妻を見習って生きていきたいなぁと思いました。
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