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JAMI 第12回大会

  • keikokawamu
  • 2024年3月24日
  • 読了時間: 3分

長らく、ブログも書けず忙しい日々を過ごしていました。

というのも、

MINT TNT(Motivational Interviewing International Network )のトレーナーtrainingは毎年1回、

一年ごとに会場を、米国の都市とその他ヨーロッパ都市で交互に開催されていたのですが、

2024年は、初めて南半球のニュージーランド🇳🇿のクライストチャ–チで開催されます。


TNTのトレーニングは、全て英語で開催されるため、

英語が得意でない日本人の動機づけ面接トレーナーがなかなか増えないのが現状でした。

そこで、日本動機づけ面接協会を中心として、後援し、

TNTーJという日本語でトレーニングする講座をニュージーランドの現地で開くため

その準備の一端に私が関わっており、それもようやく一段落着きましたので、

ブログを書いている次第です。


さて、3月16、17日は 私が所属している 日本動機づけ学会の第12回大会が

歴史ある 都立松沢病院で開催されました。


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「MIの統合と共感」というテーマに相応しい、大変充実した内容に、

沢山の学びを得ることができました。


都立松沢病院は八幡山駅近でありながら、広大な敷地と素晴らしい環境で

日本有数の精神科医療を推進しておられる歴史ある病院です。

2日目の昼休み学会参加者の方々と病院庭園を散策し、将軍池も見ることができました。


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             (病院内にある室内プール施設)


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              松沢病院の元院長呉秀三先生が 作業療法の一環として

                病院スタッフや患者さんと造設された「将軍池」


呉秀三先生や林直樹先生など、

先人の偉大な先生方の日本の精神医療への知力と情熱の歴史を感じられる

大変貴重な機会を得られた、とても有意義な大会でした。


特に、林直樹先生の共感に関するご講演はとても学ぶことが多く、

「共感」という言葉の色々な解釈が、それぞれの精神科療法や理論にはあるという事、

そして、表現は違えども、MIにおける「共感」とフッサールの愛弟子Edith Steinの唱えた

「共感」は類似点も多く、

「共感が人生経験や訓練を重ねることによって発展しうる」という事実も

MIを理解し習得する過程で実感していました。

それに加え、Edith Steinの提唱「他者理解を進めることは、他者の構成を進めることでもあり、その作業は、さらに自分の欠けていることを知り、自己構成にもつながる」という理論は、私にとって目からウロコで、私がMIを学べば学ぶほど、惹かれていくのは、

もしかして、自分がMIに携わることによって少しずつ自分という人格が上書きされていくことが、楽しくて仕方ないからなのかなぁと、改めて気付かされました。

早速、Edith Steinの著作を読みたくなりました。


また、海外招聘ワークショップにも参加し、

Christopher C.Wagner Ph.D. 先生から

グループMIの詳しい知見をたくさん学ことができました。


私の拙い知力で、どれほど、大会長の今井淳司先生が伝えたかった事を理解できているのか不安ですが、

このような、素晴らしい大会を開催してくださった、今井先生に心より御礼申し上げます。


最後に、会場案内等、松沢病院のスタッフの方々のご尽力にも、

心より感謝いたしております。


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